社会人から看護師になるには
● 社会人から看護師になるには
現在、30~40代の社会人から看護師を目指す方が急増しています。一度社会人になったものの、看護師になりたいという思いが忘れられず、人生の転機となる出来事があって一心発起なさる方もいます。現在1万人ほどですが今後も増加傾向にあります。
この時期になると転職や色々な悩みが出てくる年代でもあります。
(その他の悩み等⇒http://female-solutionbook.info)
社会人枠の場合、倍率は4.2倍もあり狭き門になっています。そのため社会人から看護師になるためには、学生の間の資金を貯金し、入念な受験の準備が必要になります。
★ 社会人から看護師になるには
⇒ http://newsocialweb.org/
● 学校の受け方
看護師になるためには、看護師専門学校・看護師短期大学・看護系大学を受験します。看護師専門学校などを卒業した後に看護師国家試験を受け、合格すれば看護師として働くことができます。
看護学校の受験勉強は、受験する学校によって出題傾向が違っていますから、過去問を何度も解いて「出題傾向をつかむ」ことが必要です。社会人になって間もない方ならば、学生時代の知識のストックがあるので看護系の勉強をプラスするだけでよいのですが、社会人になってから数年たってしまっていると、高校現役時代の知識というものは意外と忘れていることもあります。
そのため、看護専門学校の勉強以外に高校受験程度の知識を一度おさらいしておく必要があります。当サイトの「入学前にできること」に各科目に関する出題内容の例が載っておりますし、以下の書籍やサイトを参照にして情報をできるだけ集めてみてください。
★看護師を目指す人の本
(成美堂出版・田原幸子監修 950円+税)
看護師を目指す人がほしい情報が幅広く丁寧に掲載されています。一冊ぜひ持っていてほしい本です。上記の出題内容、その他の教科についてさらに詳しく掲載されています。
★看護学校受験ガイド 過去問の手に入れ方
⇒ http://narukan.com/bookguide/kakomon/
★看護系入試の攻略法
⇒ http://www.ishin.jp/support/koryaku/
● 学校の選択の際に気を付けること
看護系の学校を選択する際には、学費等も気になることと思いますが、ほかにもチェックしておくことがあります。
社会人枠は4.2倍と倍率が高く、合格が難しくなっています。そのため、一般向けの試験も受けるようにした方がよいでしょう。
学校によっては受験に年齢制限がある場合があります。また、在学中のバイトの禁止があるところもあります。そのため、学校の情報を収集する際に、寮の有無(自分も寮に入ることができるか)、奨学金を受けることができるかなど、学習中の生活資金に関してもチェックしてください。
中には成績が悪くなければバイト等で収入を得ることを許可してもらえる学校もあります。経験を積むためにも医療系でアルバイトできるところもあり、奨学金とバイト料で月8万ほど得ることもできるようです。
これらの情報は、直接聞くという手もありますが、オープンカレッジや一日入学体験などのイベントの際に説明してもらうことができます。ご興味のある方は、まずはこういう機会を逃さず出かけてみましょう。
● 社会人経験者の強み
現役の看護学生の方が、知識の吸収率が高いといえますが、社会人としての経験がある方ならではのメリットもあります。
まず、対人関係に関するトラブルには柔軟に対応できますし、実習中で初めて手術などを目の前にしても意外と動じず冷静に対処できるといった胆の太さ等、人生経験を積んだ底力を発揮することができます。
看護学生からも、社会人経験者の方は、現役よりも熱心で勉強家という印象があるようです。
● 年齢が高いと難しいこともある
もしも社会人から看護師を目指すなら、40歳以下であることが望ましいです。看護学校の年齢制限が35~40歳までの学校が多いです。公立で年齢制限がないところもありますが、問題は「就職できるかどうか」ということです。卒業後、いくつであるかによって就職の可能性が変わってきます。
就職が難しいことも考えて、ヘルパーの資格や介護福祉士を目指したり、ケアマネージャーの資格を取ったりと介護系を目指すという道もあります。